
2014.09.30 (Tue)
![]() 講演会 |
いつもの講演では、障害のことや、介助犬の仕事・訓練・寿命・課題などを中心に話しをするのですが、今日はバスに乗車する際に、僕が気になることやお願いしたいことなどについてもお話してきました。
車椅子使用者や補助犬使用者が実際にバスを利用する際、乗務員さんの応対に少しでも役立ってくれると嬉しいです。
エルモには、デモンストレーションを頑張ってもらい、最後には、乗務員さんに介助犬を身近に感じてもらうため、エルモと触れ合ってもらいました。
実は、高校の同級生が神姫バスで所長を務めていて、昨年の乗務員研修の際に、僕とエルモを講師として招いてくれたんです。今年も、障害や介助犬への理解を深めてもらう機会を設けてもらえて感謝です。
また、他の同級生にも声をかけてくれていて、7人の同級生が参加してくれました。おかげで、研修会の後はちょっとしたミニ同窓会になりました。
さらに、ノンステップバス(バリアフリーバス)にも試乗さてもらいました。車いす使用者が乗車する際には、車体を傾けて段差を低くしてスロープを設置するところを実演してもらったり、車いすの待機スペースや固定の方法なども説明してもらいました。
昔に比べると、かなり短時間で車いすの乗降が出来るようになっていますし、バスのダイヤにも余裕を取っているそうです。でも、5分はかかるので、どうしてもバスが遅延してしまいます。
乗務員さんが丁寧に対応して下さっても、他の乗客の方々に理解していただけないと、車いす使用者がバスの乗車を躊躇してしまいます。少しバスが遅れることになりますが、心のバリアフリーで見守っていただけれるようによろしくお願いします。
(補足)
引退犬は年齢や健康のことを考え、通常はPR活動を行いません。そのため、エルモが引退した後と次の介助犬が認定されるまでの間の講演依頼はお断りしていました。
ただ、次の介助犬が6月頃に認定される予定だったので、9・10月の講演を1年ほど前に引き受けていたのですが、次の介助犬の訓練が遅れたことから、エルモが元気なこともあり、先方の了解が得られた場合に、エルモが同行してデモンストレーションを行っています。
10月23日の講演が最後になりますが、エルモと一緒に行く講演も、あと2回です。
ちょっりぴ寂しいですが、あと少しエルモに頑張ってもらいます。