
2013.03.06 (Wed)
![]() 石膏原型 |
![]() 石膏原型 |
そのため、シンシア姉さんが現役の介助犬だったころから、何度となく「シンシアの像をつくりましょう」という話があったらしいのですが、お父さんはおこがましくってずっと辞退してたみたいです。
でも、シンシア姉さんが亡くなってから数年がたったし、モニュメントの目的が「”すべての人にやさしいまちづくり”を実現するためのシンボル」ということだったので、いろいろと悩んで了承したみたいです。
その後、「シンシアのまち宝塚プロジェクト事業検討委員会」が設けられ、モニュメントのコンセプトや形状、材質、設置場所などに加えて、広報活動などの方法などが検討されました。委員の方がイメージしやすいように、シンシア姉さんの写真を沢山提供していました。何度かブログに書いてるけど、僕もお父さんと一緒に毎回会議に出席しましたよ。
会議を重ね、その検討結果が中川市長に提出され、シンシア姉さんのモニュメントは、阪急宝塚駅南側の交通広場に設置されることに決まりました。
![]() 交通広場で |
![]() 交通広場で |
![]() 交通広場で |
お父さんは、会議に提出した写真だけでなく、さらにシンシア姉さんの色々なポーズの写真を先生に送っていました。
制作に当たっては、写真を見るだけでなく、実際に同じポーズを取りながら、イメージを膨らませていくそうです。
先週末、モニュメントの石膏原型が完成しました。この石膏原型を基にブロンズ像が制作されるのですが、合田先生を始め宝塚大学の先生たちが、実際の設置場所である「阪急宝塚駅南側の駅前広場」に石膏原型を持ち込んで周りとの調和など全体の様子を確認するとのことで、市職員の方、宝塚補助犬支援の会の方などと一緒に様子を見に行きました。
たまたま通りかかった人たちも、興味津々で見学していました。
小学生の女の子は「犬が大好きだけど、アレルギーで触れないの。でも、このシンちゃんだったら触れる♪」と喜んでくれました。
作業場での写真では、シンシア姉さんと同じくらいに見えたんだけど、実際はもっと大きくて、シンシア姉さんより大きい僕が小さく見えるくらいでした。
シンシア姉さんの体重は24kgだったけど、像と同じ大きさのラブラドールレトリバーだったら40kgくらいはありそうです。
お父さんやお母さんは、「大きさは違うけど、ケープもわかるしとてもリアル。シンシアはこんな恰好をよくしてたね」と言ってました。 お父さんが、しきりと僕に「シンシア姉さんだよ!」って声をかけるんだけど、匂いが全然違うので、僕はちょっと匂っただけで無視しちゃいました。
合田先生の話では、「広い空間に、本当のシンシアと同じ大きさの像では小さい感じになります」とのことでした。
モニュメントが完成したら、是非シンシア姉さんに会いに来てくださいね。シンシア姉さんに直接ふれることが出来ますよ。
(※投稿時に、除幕式は5月22日(水)とお伝えしましたが、諸事情により延期になりました。現在未定ですが、確定したらブログでもお伝えしますのでよろしくお願いします。)
それから、多くの人にシンシア姉さんの「モニュメント」を知ってもらい、その趣旨を理解してもらうため、宝塚市ではモニュメント制作のための寄付を募集しています。
宝塚市に「寄付申込書」を送付して「納付書」を送ってもらってから銀行等で寄付金を振り込む必要があるので、少し手間がかかるけど、多くの人にこの事業に賛同してもらい、寄付に協力してもらいたいです。
寄付金額は1000円以上・1000円単位です。締め切りは3月25日(月)です。
詳細は、宝塚市役所のWebサイトに掲載されていて、「寄付金募集要項(PDF版)」(←クリック)や「寄付申込書(Word版)」(←クリック)などをダウンロードすることも出来ます。
ご協力を、よろしくお願いします。
◇宝塚市のシンシアモニュメントのWebサイト(←クリック)
◇2013年3月2日の毎日新聞の記事(←クリック)