
2012.11.18 (Sun)
身体障害者補助犬法成立10周年を記念して、10月27日・28日に、日本身体障害者補助犬学会の市民公開講座と学術大会が宝塚ソリオホールで開催されました。
今まで、補助犬学会の学術大会は関東地方で開催されていたのですが、今年は補助犬法成立のきっかけになったシンシア姉さんが活躍した宝塚市で行なうことになったんです。
27日には、補助犬学会の市民公開講座に先立って、宝塚市補助犬フェスタとして、宝塚市と長久手市の「きずなづくり覚書」の調印式が行われ、僕も父さんと一緒に登壇しました。
シンシア姉さんは、介助犬のシンボル的存在として、身体障害者補助犬法の成立に貢献したことから、宝塚市は、シンシア姉さんが活躍した街なので「(介助犬)シンシアのまち宝塚」を宣言しています。また、長久手市には、シンシア姉さんにちなんで名付けられた日本介助犬協会の介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」があります。そこで、シンシア姉さんが縁で、両市が友好協力関係をすすめることになり調印式が行われたんです。シンシア姉さんが亡くなってもうすぐ7年になりますが、シンシア姉さんが天国から応援してくれていて心強いです。
調印式の後は、補助犬学会の市民公開講座です。大会長の挨拶の後、補助犬3種(盲導犬・聴導犬・介助犬)のデモンストレーションです。
「盲導犬を知らない人」という人はいませんが、「聴導犬や介助犬は見たことがない・知らなかった」という人は多いので、それぞれの補助犬の仕事や役割を理解してもらえたと思います。
シンポジウムのテーマは「補助犬法:次の10年に向けての提言」です。シンポジストは、お父さんのほかに、中川宝塚市長、リハ医の先生、獣医の先生、補助犬のトレーナーさんです。
最初に、補助犬法成立過程の大変さ、補助犬法成立後も同伴拒否が後を絶たないこと、補助犬法を知らない人が増えているなどの現状を報告しました。そして、補助犬の周知には、学校の授業で補助犬を学ぶこと、統一された補助犬の受入マニュアルなどの必要性を訴えました。
シンポジウムの間、僕はお父さんのテーブルの前で静かに寝ていましたよ。初めての場所でも、気にせず寝ることが出来るのも、補助犬にとって必要な資質なんですよ。
参加して頂いた方々に、補助犬をもっと身近に感じてもらうために、シンポジウムの後に、補助犬ふれあいタイムを設け、PR犬と一緒に写真撮影をしてもらいました。
補助犬法が成立して10年が経ちましたが、補助犬法の認知度はまだまだ低く普及啓発の大変さを実感しています。少しでも補助犬への理解が深まるように、普及・啓発にご協力をお願いします。
◇2012年10月28日の毎日新聞・朝刊・阪神版(←クリック)
今まで、補助犬学会の学術大会は関東地方で開催されていたのですが、今年は補助犬法成立のきっかけになったシンシア姉さんが活躍した宝塚市で行なうことになったんです。
![]() 「きずなづくり覚書」の調印式 |
シンシア姉さんは、介助犬のシンボル的存在として、身体障害者補助犬法の成立に貢献したことから、宝塚市は、シンシア姉さんが活躍した街なので「(介助犬)シンシアのまち宝塚」を宣言しています。また、長久手市には、シンシア姉さんにちなんで名付けられた日本介助犬協会の介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」があります。そこで、シンシア姉さんが縁で、両市が友好協力関係をすすめることになり調印式が行われたんです。シンシア姉さんが亡くなってもうすぐ7年になりますが、シンシア姉さんが天国から応援してくれていて心強いです。
![]() 盲導犬のデモンストレーション |
![]() 聴導犬のデモンストレーション |
![]() 介助犬のデモンストレーション |
「盲導犬を知らない人」という人はいませんが、「聴導犬や介助犬は見たことがない・知らなかった」という人は多いので、それぞれの補助犬の仕事や役割を理解してもらえたと思います。
![]() 補助犬シンポジウム |
![]() 補助犬シンポジウム |
最初に、補助犬法成立過程の大変さ、補助犬法成立後も同伴拒否が後を絶たないこと、補助犬法を知らない人が増えているなどの現状を報告しました。そして、補助犬の周知には、学校の授業で補助犬を学ぶこと、統一された補助犬の受入マニュアルなどの必要性を訴えました。
シンポジウムの間、僕はお父さんのテーブルの前で静かに寝ていましたよ。初めての場所でも、気にせず寝ることが出来るのも、補助犬にとって必要な資質なんですよ。
参加して頂いた方々に、補助犬をもっと身近に感じてもらうために、シンポジウムの後に、補助犬ふれあいタイムを設け、PR犬と一緒に写真撮影をしてもらいました。
補助犬法が成立して10年が経ちましたが、補助犬法の認知度はまだまだ低く普及啓発の大変さを実感しています。少しでも補助犬への理解が深まるように、普及・啓発にご協力をお願いします。
◇2012年10月28日の毎日新聞・朝刊・阪神版(←クリック)
大変な苦労を経て成立した補助犬法だから、10周年はとても感慨深いですね。
自分も補助犬法の事を詳しく知ってから4年になりました。
自分の中では当たり前になりつつある補助犬の存在が、
世の中ではまだまだ認知度が低く、盲導犬でさえ受け入れ拒否があります。
グミちゃんのパパが新幹線の乗車拒否に遭ったのが、2009年。
それなのに、今年グミちゃんのパパが亡くなられて1ヵ月もしない内に、
盲導犬でも喫茶店での入店拒否の話しを耳にしました。
つい先日も、報道ステーションで盲導犬の話題を放送していましたが、
改めて、沢山の方々に知って頂く事が大切なんだなと感じました。
自分が演奏活動を始めるきっかけになったのが、
盲導犬と活躍中のアーティストさんの影響な事や
グミちゃんのパパの志も受け継いで行きたいと言う気持ちで、
音楽活動のトークの中で、補助犬法の事を話したり、CDと一緒に
パンフレットを渡したり、わんにゃん展と言うイベントで演奏させて頂いた時は
会場の入口付近に補助犬法のパンフレットを
置かせて頂き会場を訪れた沢山の方々に見て頂く事が出来ました。
自分に出来る事は少ないですが、一人でも多くの方々に、
補助犬法を正しく理解して頂き、普通に受け入れられる社会になるように、
これからも伝え続けて行きたいなと思っています。