
2012.07.12 (Thu)
![]() 待機中 |
![]() 要望書提出 |
これで、家に帰るのかと思っていたんだけど、僕の排泄を済ませた後、控室に戻ったまま、なかなか帰る様子がありません。
30分くらいたってようやく出発です。議員会館の入り口にはリフトタクシーが待ってくれていて、盲導犬さんや聴導犬さんと一緒に乗り込みました。
でも、着いたところは東京駅ではなく、見覚えのある総理官邸でした。今日は補助犬法成立の10周年の日という事で、野田総理が国会終了後に会ってくださるとのことで、表敬訪問のため総理官邸に来たみたいです。僕は、3年前にも介助犬専門の初めての訓練施設である「シンシアの丘」がオープンする際に、麻生総理を表敬訪問したので、総理官邸は2回目です。
前回もそうでしたが、事前に連絡が入っているとはいえ、入門ゲートの所では、衛視さんが乗車している人の確認を行なったり、なにかと物々しいです。
前回と同じ特別応接室に案内され待っていると、補助犬議連の細川律夫会長や阿部知子事務局長を始め、議連の役員の先生方も来られ同席してくださいました。
しばらくすると、野田総理が応接室に入ってこられ、報道の人たちが、ザワザワしはじめました。報道の人たちは、冒頭の頭撮りしかできないそうで、フラッシュの嵐です。
そんな中で、野田総理と挨拶をした後、お父さんを含む補助犬使用者3人から要望書を提出し、「政府として、補助犬の普及・啓発に取り組んで欲しい」などのお願いをしました。
![]() 歓談中 |
![]() 歓談中(介助犬携帯チャーム) |
補助犬法がもっともっと周知され、補助犬の同伴拒否が無くなることを期待しています。
歓談の中で、お父さんが、「エルモの携帯チャームです」と言って、野田総理に、黒ラブの介助犬・携帯チャームをプレゼントしてきました。「野田総理が、携帯電話やスマートフォンに付けてくださることで、介助犬の大きな広報になりますので、ぜひ付けて下さい」と広報もお願いしてきました。写真では、野田総理が、プレゼントした介助犬・携帯チャームを左手に持っておられます。
ニュースなどで、野田総理が介助犬・携帯チャームを付けた携帯電話を持っているところを見かけることが出来たら、とても嬉しいです。
野田総理が「6月の政府広報で、補助犬をPRします」とおっしゃって下さったように、6月21日から、政府インターネットテレビ「徳光&木佐の知りたいニッポン!」に補助犬PRビデオ「~身体に障がいのある方のパートナー~ほじょ犬との接し方(20分)」がアップロードされています。
実は、表敬訪問前の5月19日に、僕とお父さんも「徳光&木佐の知りたいニッポン!」の取材を受けていて、介助犬の仕事や社会参加の様子を紹介する場面では、僕とお父さんが登場します。
テレビではなく、パソコンで見ることになりますが、いつでも視聴できますので、ぜひ見て下さい。このビデオは、少なくとも2年以上は登録されているそうなので、多くの方に広報してくれると嬉しいです。よろしくお願いします。
◇2012年05月23日:毎日新聞・大阪本社・朝刊
「補助犬受け入れ促進 首相、木村さんらに表明」