指定期間 の記事一覧
- 2022/06/24 : 久しぶりの対面講演会! (講演会/イベントなど)
- 2022/06/19 : 「補助犬クイズ75」に挑戦! (クイズ)
- 2022/06/17 : 宝塚市・補助犬シンポジウムの打合せ (会議)
- 2022/06/13 : 補助犬法成立20周年のお祝いかな・・・? (紹介)
- 2022/06/12 : 身体障害者補助犬の貸付事業の訪問調査 (紹介)
- 2022/06/11 : 合同訓練に向けた事前相談 (紹介)
- 2022/06/10 : 介助犬と一緒に乗られるんですか? (日記)
- 2022/06/05 : 2022 ほじょ犬の日 啓発シンポジウム (講演会/イベントなど)
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2022.06.24 (Fri)
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昨日(6/23)は、小林聖心女子学院高等学校の福祉講演会でした。新型コロナウイルスの影響で、昨年はオンライン開催になったので、1年7ヶ月ぶりです。
高校1年生に、障がい者や介助犬、補助犬のことを勉強してもらいます。
デイジーは、「椅子の上に置いた電話やリモコン、新聞などを持ってくる」「物陰に置いたスマホを探して持ってくる」「車椅子の動きに合わせて歩く」などのデモンストレーションをきちん披露してくれました。
小林聖心女子学院での講演は、今年で25回目になりますが、同じ高校1年生でも、毎年雰囲気が違います。活発な生徒さんが多い時や物静かな生徒さんが多い時などがあり、僕の話では笑いが多かったり少なかったりするのですが、デイジーのデモンストレーションでは、いつも皆さんがとても感心を示してくれ、デイジーは「すごい!かわいい♪」などと声を掛けられ大人気です。
まだまだ、介助犬の認知度は低く、「いままで介助犬を知らなかった」という生徒さんもいましたが、今回の講演を通じて、皆さんに介助犬を正しく理解してもらえたと思います。
皆さんが、周りの人に補助犬を広報してくれたり、大人になって働いているお店や職場に、障がい者と補助犬が訪れたときには優しい心で受け入れてくれると嬉しいです。
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新型コロナの影響で、多くの講演が中止になりましたし、講演依頼も少なくなり、オンライン開催ばかりになっていて、最後の対面講演が小林聖心女子学院だったので、対面での講演も1年7ヶ月ぶりです。
前回は、第二波が収束した頃で、1日の感染者数も数百人だったのですが、マスク着用だけでなく、自宅での体温測定、手指のアルコール消毒に加え、車椅子のタイヤやハンドリムもアルコールを染ませたペーパータオルで清拭しました。
今回の講演では、生徒さんもマスク着用で間隔を取っていますが、体育の授業などではマスク不要になっているそうです。まだ、変異株などの心配もありますが、少しずつ普通の生活に戻っていて、対面での講演依頼が増えてきています。
早く元通りの生活になり、外出や広報活動を普通に行いたいです。
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2022.06.19 (Sun)
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日本補助犬情報センターの「ほじょ犬クイズ75」を、介助犬「シンシア日記」にも登録しました。
今回の「ほじょ犬クイズ」は、補助犬使用者さんと補助犬の避難訓練に関する話題からの出題です。
補助犬使用者さんと補助犬の救助訓練で使われた乗り物は?
http://cynthia.life.coocan.jp/wp/quiz/quiz75/

2022.06.12 (Sun)
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4月初めに、兵庫県の「令和4年度・身体障害者補助犬の貸付希望者の募集」に申請していましたが、5月末にその訪問調査がありました。
申請時のブログにも書きましたが、この募集は、各都道府県が実施する「地域生活支援事業」における「身体障害者補助犬育成事業」に基づく制度で、地域の特性や利用者の状況に応じて実施されるので、実施していない都道府県もあります。
兵庫県では、障がい者が居住地の市町を通じて県へ申請し、申請書類や訪問調査の結果が総合的に審査され、貸与候補者が決定されます。貸与候補者に決定すると、訓練事業者が県からの委託を受け、候補犬の選定や合同訓練を実施します。そして、指定法人の認定試験に合格すると、県から訓練事業者へ訓練費用の一部が助成されます。
ただ、助成枠は盲導犬・聴導犬・介助犬の3種を合わせて3人しかないので、多数の申請があった場合は、自立や就労などの社会参加にとって補助犬が効果あるなど、必要性や緊急性が高いと認められる人が優先されます。
そのため公平性の確保が求められますし、貴重な税金が使われるので、色々な項目が調査されます。
訪問調査には、県の担当者2名と市の担当者1名が来られ、数日前にあった指定法人での事前評価と同様に、健康状態、障害内容、日常生活動作、介助犬に求める介助作業に加え、就労状況、居住環境、家庭環境、外出状況、犬の飼育経験、介助犬の役割理解、管理能力などが評価されました。
今回は訪問調査だったので、日常生活動作や居住環境、犬の飼育環境などがより良く理解してもらえたと思います。
結果の通知は6月末の予定ですが、資金難の兵庫介助犬協会にとって助成は貴重な財源です。貸付候補者に決定しますように♪
ところで、担当の方々は、「介助犬の家での作業は見たことない」とのことだったので、デイジーに「落としたペンをひろってもらう」「電話のコードレス子機を持ってくる」「取っ手に付けた紐を咥えて引出を開け、指差した物を取ってもらう」などを見てもらいました。

2022.06.11 (Sat)
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デイジーがもうすぐ引退することはお伝えしていますが、兵庫介助犬協会で次の候補犬の選定など準備を始めてくれています。
そのため、僕に介助犬使用者としての適性があるかどうかの評価も含めて、合同訓練に向けた事前相談のために、介助犬の指定法人である兵庫県社会福祉事業団(自立生活訓練センター)へ行ってきました。
合同訓練が始まってから、問題が出てくると、それまでの訓練が無駄になったり、訓練を再計画しなければならなくなることもあるので、事前に指定法人などで医療や福祉の専門職の評価を受けることがとても重要です。
昨年度の訓練基準の見直しにおいても「必要に応じて認定申請予定の指定法人に対して助言を求めること」と明記されました。
事前相談では、MSW、PT、OTの方が出席され、面談や身体評価などが行われました。
健康状態、障害内容、日常生活動作、介助犬に求める介助作業に加え、就労状況、居住環境、家庭環境、外出状況、犬の飼育経験、介助犬の役割理解、管理能力などが評価されます。
介助犬使用者には、介助犬の行動や健康をきちんと管理する義務があるので、それらを果たせるかどうかの評価は重要です。 時間の経過によって障害が進行したり、求める介助作業が変化することもあるので、1頭目だけでなく2頭目以降の使用者についても、同じように評価が行われます。
僕は退職していますが、幸いにも、健康、障害、生活などが、デイジーの時とほとんど変化がなく「適性あり」と認められました。
これから候補犬が決まれば、合同訓練が始まります。
ちなみに、シンシアとデイジーは兵庫県社会事業団で、エルモは名古屋市総合リハビリテーション事業団で認定試験を受けました。

2022.06.10 (Fri)
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シンポジウムも無事に終了し、帰途につきました。
東京メトロで東京駅まで行き、JRの改札を抜けた後、新幹線の乗り換え口を入ったところで駅員さんから声をかけられました。
車いすを利用していると、鉄道を利用する際に、普段から駅員さんが「お手伝いすることはありませんか?」や「乗降の際にスロープは必要ありませんか?」などと声をかけてくれます。
デイジーと二人?で利用する際はサポートをお願いするのですが、妻が一緒なので「大丈夫です」と答えようと思っていたら、「介助犬と一緒に新幹線に乗られるんですか?」と聞かれてビックリしました。「はい」と伝えると、駅員さんは「確認してきます。しばらくお待ち下さい」と言って、詰め所の方へ走って行ってしまいました。「介助犬の同伴は法律で認められていますよ」と伝えることも出来ませんでした。
直ぐに戻ってきて、「大丈夫でした。お気を付けて」と見送ってくれました。同伴を拒否されたわけではありませんが、直前のシンポジウムで、「マスコミでの報道や企業の社内周知が少なくなっているので、補助犬法の認知度が低くなっている」と話したところだったこともあり、モヤモヤ感が残りました。補助犬法が成立してから、鉄道利用の際に今回のようなことは無かったので、鉄道ではきちんと周知されていると思っていたのですが・・・。
飲食店や商業施設などで、入店の際に同伴を拒否されかけて、店長さんなどに確認してもらいOKになった経験もあります。中には、以前はOKだったお店で、スタッフさんが入れ替わったことで同伴を拒否されかけたこともあります。
鉄道でも、飲食店などの施設でも、人の異動がありますし、新人さんの採用もあるので、社内周知は簡単なことではないと思いますが、研修などを通じて、繰り返し社員教育に取り組んで欲しいです。

2022.06.05 (Sun)
2022 ほじょ犬の日 啓発シンポジウム
-補助犬法成立20年の歩みを振り返って-
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「2022 ほじょ犬の日 啓発シンポジウム」は、衆議院第1議員会館の多目的ホールとオンラインのハイブリッドで開催されました。
開会の挨拶では、議連幹事長の田村憲久先生が、法成立から20年が経ったにもかかわらず認知度が低く補助犬の同伴拒否が無くなっていないことに触れ、「しかりと啓発していかなければならない」と話して下さいました。
第一部では、議連事務局長の阿部知子先生の司会で、補助犬法成立に深く関わったパネリスト5人が法成立20年を振り返り、成立前の苦労や取り組み、成立後の現状や課題などを話し合いました。
僕から、マスコミでの報道や企業の社内周知が少なくなっているので、さらなる啓発や小中学校での教育の重要性を訴えました。
第二部では、東洋大学の川内先生と弁護士の大胡田弁護士が、アクセスビリティーや法律の観点からレクチャーして下さり、これからの10年に向けての取り組みについて有意義な話し合いが出来ました。
会場には、補助犬ペア24組(盲導犬20、聴導犬3、介助犬1)が参加しました。
休憩を挟んで5時間の長時間でしたが、補助犬たちはみんな静かに床に伏せ使用者に寄り添っていました。
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