
2012.06.23 (Sat)
5月22日は、東京スカイツリーがオープンした日ですが、東京スカイツリータウンのオープニング・セレモニーに出席し、「世界の」王貞治さんらと一緒に、テープカットをしてきました。
「どうして、エルモが?」と思っている人も多いと思います。東京スカイツリーと介助犬には、どんな関係があるのでしょう?
今年は身体障害者補助犬法成立10周年ですが、5月22日がちょうど10周年の日です。そこで、補助犬法の認知度をアップさせるため、5月22日に記念イベントを計画しました。「マスコミにも報道してもらえれば、少しは補助犬への理解につながる」と期待していたのですが、「東京スカイツリーの開業日が、5月22日に決定!」というニュースを聞いたときには、正直ガッカリしました。
でも、補助犬関係者の努力と細~い伝手?によって、東京スカイツリータウンのバリアフリーの検証やアドバイスなどで協力することになり、「開業の日が、補助犬法成立10周年の日」ということを知った東京スカイツリーの関係者の方が色々と検討してくださり、補助犬使用者を、オープニングセレモニーに招待してくださることになったんです。
セレモニーには、僕とお父さんを含め、午後に行われる「補助犬法10周年記念シンポジウム」にパネリストとして参加する補助犬使用者3組(盲導犬、介助犬、聴導犬が各1組)が出席しました。
テープカットが行われるすぐ横のレストランが控室になっていて、僕たちも式が始まるのを待っていました。お父さんは、セレモニーで補助犬使用者を代表してショートインタビューに答えるらしく、司会の葛西聖司さん、平野啓子さんと少し打ち合わせをしていました。
しばらくすると、王さんが、関係者の方々と一緒に入ってこられ、僕たちとは少し離れた奥の席に着かれたのですが、写真撮影をお願いしたら、気さくに応じてくれ、とても貴重な写真になりました。
セレモニーは「和太鼓」の連打で始まり、太鼓の一番近く(50cmくらい)にいた僕は、太鼓の大きな音にちょっとビックリして立ち上がっちゃいましたが、お父さんの「大丈夫だよ」の言葉で、すぐに落ち着きましたよ。
司会の方から、挨拶と東京スカイツリータウンの説明があり、東武鉄道の社長さんの挨拶が続き、王さんとお父さんのショートインタビューです。名誉墨田区民の王さんは、「生まれ育った墨田区に、立派なスカイツリーができてうれしい」などとコメントし、お父さんは、東京スカイツリーのバリアフリーに触れ、「世界一高いタワーなので、体の不自由な人にも世界一優しい施設になってほしい」などと言ってました。
その後、記念撮影に続き、テープカットがあったのですが、お父さんは指が動かないので、白手袋をはめるのに時間がかかるトラブルがありましたが、無事に終了しました。
テレビでは、王さんや社長さんの挨拶などが放送されるだけで、僕たちは画面の片隅にちらっと映るだけでした。
また、展望回廊にも上がることが出来たのですが、雲に囲まれて、窓の外は真っ白で、東京の街並みは全く見えませんでした。
お父さんは、「東京スカイツリーには、1回上がれば十分かな?」と言っていたのですが、まったく景色を見ることが出来なかったので、「機会を見つけて、今度は晴れの日に上がりたい」と言ってました。
あいにくの天候で、雨の中のセレモニーになりましたが、補助犬法成立10周年の大きな大きなプレゼントになりました。
◇2012年05月22日・毎日新聞・夕刊「スカイツリー:補助犬も開業式に 『世界一優しい施設を』」
「どうして、エルモが?」と思っている人も多いと思います。東京スカイツリーと介助犬には、どんな関係があるのでしょう?
今年は身体障害者補助犬法成立10周年ですが、5月22日がちょうど10周年の日です。そこで、補助犬法の認知度をアップさせるため、5月22日に記念イベントを計画しました。「マスコミにも報道してもらえれば、少しは補助犬への理解につながる」と期待していたのですが、「東京スカイツリーの開業日が、5月22日に決定!」というニュースを聞いたときには、正直ガッカリしました。
でも、補助犬関係者の努力と細~い伝手?によって、東京スカイツリータウンのバリアフリーの検証やアドバイスなどで協力することになり、「開業の日が、補助犬法成立10周年の日」ということを知った東京スカイツリーの関係者の方が色々と検討してくださり、補助犬使用者を、オープニングセレモニーに招待してくださることになったんです。
![]() 控室で |
![]() 王貞治さんと |
テープカットが行われるすぐ横のレストランが控室になっていて、僕たちも式が始まるのを待っていました。お父さんは、セレモニーで補助犬使用者を代表してショートインタビューに答えるらしく、司会の葛西聖司さん、平野啓子さんと少し打ち合わせをしていました。
しばらくすると、王さんが、関係者の方々と一緒に入ってこられ、僕たちとは少し離れた奥の席に着かれたのですが、写真撮影をお願いしたら、気さくに応じてくれ、とても貴重な写真になりました。
![]() お父さんのインタビュー |
![]() 白手袋の着用中 |
司会の方から、挨拶と東京スカイツリータウンの説明があり、東武鉄道の社長さんの挨拶が続き、王さんとお父さんのショートインタビューです。名誉墨田区民の王さんは、「生まれ育った墨田区に、立派なスカイツリーができてうれしい」などとコメントし、お父さんは、東京スカイツリーのバリアフリーに触れ、「世界一高いタワーなので、体の不自由な人にも世界一優しい施設になってほしい」などと言ってました。
その後、記念撮影に続き、テープカットがあったのですが、お父さんは指が動かないので、白手袋をはめるのに時間がかかるトラブルがありましたが、無事に終了しました。
テレビでは、王さんや社長さんの挨拶などが放送されるだけで、僕たちは画面の片隅にちらっと映るだけでした。
![]() エレベーター のボタン |
![]() 最高到達点 451.2m |
あいにくの天候で、雨の中のセレモニーになりましたが、補助犬法成立10周年の大きな大きなプレゼントになりました。
◇2012年05月22日・毎日新聞・夕刊「スカイツリー:補助犬も開業式に 『世界一優しい施設を』」
コメント
介助犬の事は名前は聞いていましたが、最近詳しく知る機会が有り、このエルモのパパさんのブログ、介助犬協会のHP等でさらに詳しく色々なことをしりました。
車を造っている会社にいる私は他人事ではない気がします。(いつ自分が介助犬のお世話になるかもしれない!)(自分たちが造ったもので介助犬にお世話になる方を増やしてはいないか?)何でも皆さんに知ってもらうのには時間がかかると思います。自分も微力ながらお手伝いさせて頂きたいと思います。
車を造っている会社にいる私は他人事ではない気がします。(いつ自分が介助犬のお世話になるかもしれない!)(自分たちが造ったもので介助犬にお世話になる方を増やしてはいないか?)何でも皆さんに知ってもらうのには時間がかかると思います。自分も微力ながらお手伝いさせて頂きたいと思います。
ぞうさん
お返事が、たいへん遅くなり申し訳ありませんでした。
今年で、補助犬法が成立して11年になりましたが、まだ同伴拒否は無くなりません。
6月末には、厚生労働省の「補助犬ユーザー受入マニュアル(医療機関編)」が完成したので、補助犬への正しい理解が進むことを期待しています。
今後とも、応援をよろしくお願いします。
お返事が、たいへん遅くなり申し訳ありませんでした。
今年で、補助犬法が成立して11年になりましたが、まだ同伴拒否は無くなりません。
6月末には、厚生労働省の「補助犬ユーザー受入マニュアル(医療機関編)」が完成したので、補助犬への正しい理解が進むことを期待しています。
今後とも、応援をよろしくお願いします。
木村さん・エルモくん、いそがしいと思うけど身体には気を付けてね。